建物を“使用しながら”、“営業しながら”耐震補強工事を行うことができます。工事中に移転する必要がなく、また業務を継続しながら工事ができる『居たまま耐震補強工事』が可能です。『居たまま耐震補強工事』では、低騒音、低振動、そして少粉塵での施工が求められます。これらの要求に応えながら耐震補強を行うために開発された工法です。

終日稼働している医療関係の施設や、ホテル、デパートなどの商業施設、教育施設などの耐震補強工事に適しています。

工法概要

工法の特徴

  • 低騒音・低振動・少粉塵の環境配慮型工法
  • 仕上げモルタルの撤去不要
  • 既存躯体への損傷少(かぶり厚さ内で定着)
  • 安定した施工品質と短工期施工
  • 建物を使いながらの工事が可能

あと施工アンカー工法と鋼管コッター工法の騒音・振動比較

騒音を比較すると…
鋼管コッター工法と比べると、一般的なあと施工アンカー工法は、躯体に直接大きな振動を与えます。この振動が躯体を伝わり施工場所から離れた部屋においても騒音が大きくなります。
数値にすると20dBほどの差となります。

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鋼管コッター工法と一般工法の騒音を比較したビデオです(約40秒)

SRC造での鋼管コッター工法

既存躯体がSRC造で、あと施工アンカーが施工できない場合でも、鋼管コッター工法では30mm以下の削溝深さなので、既存躯体を損傷せずに耐震補強が可能です。

工法の施工手順

鉄筋コンクリート増設壁

(1)

既存躯体の調査
※念のため、既存躯体の鉄筋位置を確認します。

鋼管コッターの飲み込み深さは30mmなので、既存躯体のかぶり厚が確保されていれば、鉄筋と干渉することはありません。

(2)

ダイヤモンドドリルによる削溝作業

(3)

エポキシ樹脂注入

(4)

鋼管コッター取付

(5)

壁配筋
(この後、型枠を建て込み、コンクリートを打設します。)

鉄骨造ブレース補強

(1)

既存躯体の調査
※念のため、既存躯体の鉄筋位置を確認します。

鋼管コッターの飲み込み深さは30mmなので、既存躯体のかぶり厚が確保されていれば、鉄筋と干渉することはありません。

(2)

ダイヤモンドドリルによる削溝作業

(3)

鋼管コッター取付

(4)

割裂防止筋と鉄骨受けを施工

(5)

枠付きブレース建て込み完了
(この後、ブレースと既存躯体の間をモルタルにて充填します。)

施工実績

耐震壁増設

適用年月 平成14年6月~平成15年3月
工事名称 横浜税関本関その他建築工事
建物用途 事務庁舎
概要 鉄筋コンクリート耐震壁35面
鉄骨ブレース15面

適用年月 平成15年12月~平成16年1月
現場名称 東京グランドホテル耐震補強工事
建物用途 ホテル
概要 鉄筋コンクリート耐震壁7面

適用年月 平成16年7月~平成19年7月
現場名称 名古屋高裁、地裁、簡裁合同庁舎改修工事
建物用途 裁判所
概要 鉄筋コンクリート耐震壁28面
鉄骨ブレース1面

適用年月 平成17年12月~平成18年1月
現場名称 桜通りビル耐震補強工事
建物用途 事務所
概要 鉄筋コンクリート耐震壁10面

適用年月 平成18年8月~平成18年9月
現場名称 早稲田大学戸山キャンパス31号館
建物用途 校舎
概要 鉄筋コンクリート耐震壁12面
鉄骨ブレース5面

ブレース増設

適用年月 平成14年5月~平成14年7月
工事名称 日吉台学生ハイツ東館・西館耐震補強工事
建物用途
概要 鉄骨ブレース56面

適用年月 平成18年9月~平成18年12月
現場名称 (社)埼玉県農林会館耐震補強工事
建物用途 事務所
概要 鉄骨ブレース12面

適用年月 平成18年3月~平成18年9月
現場名称 山形交通ビル耐震補強工事
建物用途 店舗、事務所、ボーリング場
概要 鉄筋コンクリート耐震壁67面
鉄骨ブレース35面

適用年月 平成18年3月~平成18年9月
現場名称 古川市立病院耐震補強工事(大崎市民病院)
建物用途 病院
概要 鉄筋コンクリート耐震壁5面
鉄骨ブレース42面

ひょうご住宅耐震改修工法コンペで理事長賞を受賞

兵庫県では阪神淡路大震災をきっかけに既存不適格建物の住宅を対象に耐震改修促進事業を進めており、その一環として兵庫県と(財)兵庫県住宅建築総合センターが主催する「ひょうご住宅耐震改修コンペ」が2006年に実施され、当社の提案(鋼管コッター+外付けRCフレーム)が共同住宅部門で兵庫県住宅建築総合センター理事長賞を受賞しました。

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いろいろな角度からご覧になれます(約40秒)

ひょうご住宅耐震改修工法コンペの審査結果

鋼管コッター工法研究会について

平成21年6月に、鋼管コッター工法の普及、技術の向上並びにその健全なる発展を図ることを目的として、「鋼管コッター工法研究会」が設立されました。

本研究会は、上記の目的を達成するために、主として次の事業を行っています。

  • 本工法の普及および利用分野の拡大
  • 本工法の施工信頼性の確保および技術の向上

鋼管コッター工法研究会

地盤の補強 -液状化対策