新しい耐震技術を教えてほしい

地盤の補強 -液状化対策

地震による建築物の被害は、建設地地盤の特性で異なることがこれまでの被害の実態で明らかになっています。一般には沖積層や埋立地の柔らかい地盤は、地震動が増幅され建築物の被害は多くなります。逆に硬い洪積層の地盤上では被害が少なくなります。以下に柔らかい地盤を補強する技術として、代表的なふたつの方法を紹介します。

特殊石灰パイル(SLP)工法

特殊石灰パイル(SLP:Super Lime Piles)工法は、戸田建設が開発した特許工法で軟弱な砂地盤の液状化対策、支持力対策工法として開発された地盤改良工法です。

工法の原理

SLP工法の原理

図のように硬焼の特殊石灰は吸水・膨張反応により、静的にゆっくりと約4倍に膨張します。この膨張力を利用して軟弱地盤を締め固めるのがSLP工法です。また、配合した石膏や水滓スラグの働きにより、パイル自体も硬化して複合地盤を形成し構造物の支持地盤として利用できます。

静的圧入締固め(CPG)工法

静的圧入締固めCPG工法は、下図のように流動性の極めて小さいソイルモルタルを地盤中に圧入し、球根体の固結体を連続的に造成し、この固結体による締め固め効果で周辺の地盤を圧縮強化する静的締め固め工法です。小型機械を使用して、既設構造物の周辺や内部などの狭い場所でも無振動で施工することができます。

CPG工法の原理と施工設備

CPG工法の施工状況

実績

SLP工法

ツインタワーズ瀬戸大橋
液状化対策
208本

江戸川区総合区民ホール

掘削時の施工性向上
919本

ラパーク聖籠店

支持力・沈下対策
1,820本

CPG工法

横浜税関本関

液状化対策
72本

愛知県本庁舎

液状化対策
792本

天井の耐震対策 「制震天井システム」 TN-CDS工法