地震について教えてほしい

液状化とは

地盤が液体になる!?

液状化現象とは、地震の揺れにより地盤が液体のようになる現象です。大きな地震の際に、地中から泥水が噴き出したり、地割れが生じて地面が移動したりすることが観察されています。
地盤が液体になってしまうために建物を支えられなくなり、建物が傾いたり、転倒したりすることもあります。

液状化の被害

液状化が発生したら

地盤の液状化により、下のような被害が生じています。

  • 地盤が建物を支えられなくなり傾斜、沈下
  • 建物を支えている杭が地中で破損
  • 建物周りの地盤が沈下
  • 地中に埋められたタンク類が浮き上がってきて配管などが破損

周りの地盤が沈下した建物

液状化の発生場所

どんなところが液状化しやすいのか?

液状化するのは主にゆる詰めの砂です。
特に地盤が出来上がって間もない埋立地や、河川沿い、海岸沿い、河口部などです。(粘土の地盤や山地では液状化の可能性は低い。)

過去に液状化が発生した場所は、液状化のしやすい地盤と考えられ、注意が必要です。

周囲が液状化し沈下したため、基礎がむき出しになった高架橋脚柱

液状化の被害例

新潟地震(1964年6月16日)

液状化によるアパートの転倒

わが国で液状化による大規模被害に注目された最初の例です。
新潟市内で広範囲に液状化が発生し、信濃川沿いにある4階建てのアパートが転倒、傾斜しました。
また、信濃川にかかる昭和大橋が落橋しました。

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災・1995年1月17日)

埋立地や沿岸部を中心に液状化による大きな被害がありました。
建物支えている杭が地中で折れてしまい多くの建物が傾きました。
地盤が液状化して海側に流れ出す現象(側方流動)が発生し、護岸が破壊する被害も多く見られました。

液状化により破壊された護岸

液状化対策

液状化を防止するには

液状化を防止するには、地盤を固めたり、水を逃がしたりして、液体状にならないようにします。以下のような対策工法があります。建物に応じた最適な対策工法を選ぶことが重要です。

  • 締め固め工法 -石灰や砂を地中に押しこんで固めます
  • 固化工法 -セメントなどを注入して固めます
  • 変形防止工法 -地中を壁で囲んで動かないようにします
  • 排水工法 -水を逃がして液体状になるのを防ぎます
  • 耐震工法 -液状化しても壊れない強健な杭や壁で支えます

既存の建物の地盤に液状化対策を行うことも可能です。